日本全国で盛り上がりを見せる「オープンファクトリー」は、つくり手が活動し、モノをつくりだしていく現場を公開し、来場者(お客様)に体験してもらう取り組みです。普段はお客様を招き入れることのない仕事現場を公開し、交流をおこなうことで、自社製品や仕事に対する生の声や新たな気づきを得ることができます。
来場者にとっては、普段は見ることのできないモノづくりの現場は、魅力あるエンターテインメントであり、モノづくりの価値を知ることができます。
その地域で作られたモノに、地域の歴史や背景や、現場見学での体験や、作り手の想いなど、モノづくりのストーリを知ることで、「こんなに手間をかけているのか」「すごいコダワリだ」「さすが!」知的好奇心を刺激してくれる体験につながり、「モノづくりの魅力」や「そこで創られたものを選ぶ理由」を与えてくれます。
▼オープンファクトリー・レポート最新版(近畿経済産業局)
ファクトリーツーリズムとは、ものづくり現場を来場者に体験してもらうオープンファクトリーを中心に、美しい瀬戸内の自然に育まれた地域の様々な魅力を繋ぎ合わせ、地域の観光コンテンツとしてブラッシュアップすることで、地域の価値を高め、地域全体を活性化する取り組みです。
そして、CRASSOは関係する全ての人が主役です。まず「自社の魅力を伝える」ための工夫を凝らし発信力を高めていきます。最初は「自社」を良く見せようという意識だったものが、近隣の参加企業と一緒に活動し、さらに地域の住民も含めた「地域全体」で盛り上がってくることで地域内での結びつきが強まり、地域全体の価値が高まります。
このファクトリーツーリズムの輪が瀬戸内に広がることで、それぞれの地域の課題を解決する切っ掛けになると考えています。